園長月のお便り
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      『神様にありがとう・・・』              園長  湯本 美奈子

     もうひと月も経ってしまいましたが、クリスマス会も無事終えることができました。
    当日は、一人ひとりがその子らしく自分の責任を果たし、頑張る姿は見ている人に
    大きな感動を与えてくれました。 支えていただいた保護者様にも心から御礼申し上げます。
    その後、年末年始は天候も穏やかで安心していましたが、半ばには急な大雪で市内はマヒ状態。
    見えているのに行き着かないという日が続き、当たり前に車が行き来できるということは
    本当に有難いことなんだと痛感しました。自由登園やバスの遅れ等ご理解ご協力ありがとうございました。                

    聖書のルカによる福音書17章11節に『感謝するサマリア人』というみことばがあります。
    イエス様が、10人のらい病患者を癒してくださったのに、お礼にやってきたのは異邦人である
    サマリア人ただ一人だったという話ですが、自分を振り返り耳の痛いことです。
    お願いする時は一生懸命祈り、叶えて下されば何でもやります!くらいの勢いなのに、
    感謝の祈りの軽いこと・・・(悲)。その上結構自分本位に都合よく解釈したり、
    言い訳したり、後回しにしたり。 のど元過ぎれば熱さを忘れる・・・とはこのことです。 

    先日娘が、「毎晩家族で寝る前に、一人ずつよかった探しをしているんだよ。」と言いました。
    お互いの良いところを発表し合って嬉しい気持ちで休むのだとか。
    孫はまだまだ自分の良いところや頑張ったところの発表が多いみたいですが(笑)
    待降節が終わっても続けていることが、私はとても嬉しかったし、
    これこそ神様への感謝なのだと思いました。年長さんもこの間「先生、私○○さんのよかった探しを
    発表したいんだけどいいですか?」と言ってきたそうです。
    感謝するということは、ありがとうを言うことだけではなくて、神様が喜ばれることをすること、
    続けることなのだと思います。 
    始業式の日、子ども達と一つずつ大きくなったこの一年、マリア幼稚園で大切にしていることを
    頑張りましょうと話し、『あ・り・が・と・う』が何かわかるか聞きましたら、皆答えてくれました。
    『ありがとう』の冊子にも毎月ずっと書かれていることですが、そんな生活をすることこそ、
    神様への感謝なのだと思います。 で、今年は特に子どもにではなく自分へ!
     
     あ…どんな人にも(特に苦手な人に)気持ちのいい[あいさつ]をします。
     り…自分さえ良ければ・・・ではなく[りんじん]の為にあえて損をします。
     が…子どもや回りにばかり[がまん]させず、意識して辛抱します。
     と…[ともだち]やいろいろな人の意見や思いを謙虚に聞き、協調します。
     う…[うそ]やごまかし、自分に好都合な判断で正当化しないようにします。

    もっともですがこれってけっこう難しいですよ。そして三日坊主にならいないように
    時々見返して頑張ります。あと少しで今年度も終わってしまいますが、
    私たちに託された子ども達と共に生活できることに感謝し、祈りのうちに成長できる年にしていきましょう。

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