園長月のお便り
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    『Re・creation』               園長  湯本 美奈子

     暖かい日差しが心地よかった季節もつかの間、肌に厳しい初夏の日差しになってきました。 6月20日にはプール開きとなり、小高神父様が聖水の話や祝福の意味をお話し下さったあと、水遊びの安全を願って丁寧に祝福と祈りを捧げてくださいました。 登園すると、「今日はプールに入れる?」とお天気を心配しながら、楽しみにしている子どもたちです。
    先日の『家族の日』には、お休みのところ大勢の保護者の皆様にご参加いただき、有難うございました。講演の後のファミリーコンサートも、園庭でのリズムやゲームも皆さんの笑顔あふれる表情に触れ、見ている私達まで元気になりました。親子の関わりの大切さ、家族の在り方を考えさせられた、たった数時間のレクリエーションでしたが、親子関係を再確認し、リフレッシュ、リラックスできた一日だったことでしょう。
    さて、普段レクリエーションと聞くと余暇やレジャーを想像しますが、Re(再び)・creation(創造)ということばからきていて、もう一度『神が全てを創造された』時の思いに立ち返り、人間の原点に戻ることなのだと、以前神父様が勉強会で話して下さったことを思い出しました。『忙しさやストレスや疲れによって、人はわがままになり、発想が貧弱になり、生かされている喜びや創造(全ての被造物)への感謝を忘れてしまいがちです。だからDAY・OFF(休日)にして、スイッチを切って充電すること、“レ・クリエィション”することにより、感謝のうちに更により善く生き、よりよく働くことができるようになるのだ』と。
     4月から数ヶ月経ち、大人も子どもも結構疲れが溜まってきた頃です。まして日に日に暑くなってくると、イライラすることもあるでしょう。ちょっとした事でカッとなったりもします。夏休みは、『Re・creation』してリセットし直す、良い機会かも知れません。
    私も子どもの頃は、ハッとしたり、ドキドキしたり、ワクワクすることがいっぱいありました。空の色、雲の形、セミの声、夕立の香り、花々の色、星の輝き・・・・。何といっても夏になると近所のお店に『アイスクリーム(・・・・・・・)』の旗が立ち、棒キャンデーが売られるのです。(昭和か!)小銭を握ってわくわくしながら、友だちと並んだものです。今は何でもいつでも手に入り、お蔭で色々なことに鈍感になってしまっている気がします。
    今年の夏は遠くに行かなくても、わくわくするような体験を親子でしてみましょう。同じ空気を吸って、ハッとしたり、ドキドキするだけで、子どもにとったら最高のワクワクと感動の体験になるでしょう。Re・creationした夏休み明け、それぞれの楽しい思い出話を楽しみにしています。 事故や怪我のないようお元気でお過ごし下さい。

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