2025.02.08
今年度も残すところあとわずかとなってしまいました。
始業式の日に年長さんが卒園式までの登園日数を数えたところ
45日だったそうです。
長いと思っていても月日の経つのは本当に早いものですね。
2学期の終業式に
年末のあいさつは 「良いお年をお迎えください」で、
新しい年になったら「あけましておめでとうございます」
というあいさつをするのよ。
ということを伝えました。
終業式の降園時 あちこちで「良いお年を」
という覚えたてのあいさつが飛び交っていました。
そして迎えた新学期、登園してくると
「園長先生 あけましておめでとう」と
気持ちよく声をかけてくれた子どもたちが大勢いました。
始業式でもお聖堂に集まった子どもたちと
「あけましておめでとうございます」とあいさつを交わし、
「お家でも あけましておめでとう とあいさつをしたかな」
と聞いてみると「したよ!」という多くの声に混じって
「あっ!忘れた~」という声がちらほら。
そんなはずはないでしょうと思いましたが、
そう言えば、「あけましておめでとう」
とあいさつをしたら「ありがとう」と
返してくれた子がいました。
やっぱりお家で正月のあいさつをしていなかったのかな~?
昨年 小学校1年生の参観に行った時、
朝は「おはようございます」帰る時は「さようなら」と
教科書を使って授業が行われていて、
あいさつって 教科書で勉強する時代になった!と、
とてもおどろきました。
子どもたちは周りの大人があいさつをしているのを聞きながら、
家族とあいさつを交わしながら覚えていくものという
時代ではなくなってしまったのでしょうか…
そう思う私が時代遅れなのでしょうか…。
時々 入園したての年少さんに
「おはようございます」と声をかけると「うん!」と返事が返ってくることがあり、「うんではなくて、○○ちゃんもおはようと
言ってみて」と教えることが度々あります。
先日大学の先生からも
『最近あいさつのできない学生が増えてきて、
しっかりあいさつを教えてから
実習に出してくれと幼稚園から叱られることがある
〈あいさつあいさつをきちんとする〉と
教えるだけでは伝わらない。』
という嘆きの声を聞きました。
みなさんは 家族の中で
「あけましておめでとうございます」と
あいさつを交わしましたか?
毎日「おはよう」「ただいま」「おかえり」
「いただきます」「ごちそうさま」「おやすみ」
等のあいさつを交わしていますか?
育てたように子は育つ、
その子どもはまた親になって同じように
子育てをしていくのです。
あいさつは人間関係の基本となる大切なこと。
幼稚園でもやっていますが、
それぞれのご家庭でも意識して
あいさつを交わしていきましょう。
園長 玉井史恵