2024.12.08
今年もまたクリスマスの季節が巡ってきました。
毎年クリスマスが近づくと、
子ども達とどんなことを大切にして
待降節を過ごしていきたいか先生方と考えています。
今年は、神様が創られた世界、
神様からのメッセージを子ども達に
伝えるところから始めようということになりました。
皆さんは天地創造のお話しをご存じでしょうか、
(後に載せますので読んでみてください)
すべてのものをよいものとして創られた神様は、
最後にご自分に似せて人間をお創りになりました。
そして 神様は「私が創ったものを大切にしなさい」
とご自分がお創りになったものを人間に任されました。
これが神様から私たちへのメッセージです。
皆さんは魔女の宅急便の映画の中で流れている
松任谷由美さんの、『 やさしさに包まれたなら 』を
ご存じでしょうか?
松任谷由美さんは
カトリックの幼稚園に通っていたそうで、
この歌詞は自分の幼稚
園時代の経験が元になっているのだそうです。
子ども達に話しをするタイミングで
この話を司教様からお聞きし、
改めてこの歌詞を読んでみました。
この歌の中の 「♪目にうつるすべてのことはメッセージ♬」
という歌詞は、
私たちが出会う人々や出来事はすべて神様からの
『 大切にしてね 』 のメッセージが
込められているのだなと思いました。
話は変りますが、
私たちは年間多くの研修を受けています。
一般の研修会では、参加者がグループに分かれて
話し合いをすることを、
分散会とかグループ討議などと言います。
けれども同じことをカトリックの研修会では
『 わかち合い 』といいます。
ここには知識を学ぶだけではなく、
相手の思いを知って心で受け止める、
たとえ自分と同じ思いでなくても、
あなたはそう思うのねと心を通すことが
『わかち合う』ということなのだと思います。
ここにも相手を思いやる
大切にするという思いが
込められていると思います。
子ども達はそれぞれのクラスで、
周りの人や物を大切にするって
どんなことができるだろうと考えながら過ごしますので、
ご家族の皆様は子どもたちが、
何かを大切にしている姿を沢山見つけて
「神様喜んでいるね」と一緒に喜んであげてくださいね。
そして私たち大人も子ども達と一緒に
神様のメッセージに心を向けてクリスマスを
迎えられたらいいですね。
園長 玉井 史恵