園長月のお便り
  • 今年もまたクリスマスの季節が巡ってきました。

    毎年クリスマスが近づくと、

    子ども達とどんなことを大切にして

    待降節を過ごしていきたいか先生方と考えています。

    今年は、神様が創られた世界、

    神様からのメッセージを子ども達に

    伝えるところから始めようということになりました。

    皆さんは天地創造のお話しをご存じでしょうか、

    (後に載せますので読んでみてください)

    すべてのものをよいものとして創られた神様は、

    最後にご自分に似せて人間をお創りになりました。

    そして 神様は「私が創ったものを大切にしなさい」

    とご自分がお創りになったものを人間に任されました。

    これが神様から私たちへのメッセージです。

    皆さんは魔女の宅急便の映画の中で流れている

    松任谷由美さんの、『 やさしさに包まれたなら 』を

    ご存じでしょうか?

    松任谷由美さんは

    カトリックの幼稚園に通っていたそうで、

    この歌詞は自分の幼稚

    園時代の経験が元になっているのだそうです。

    子ども達に話しをするタイミングで

    この話を司教様からお聞きし、

    改めてこの歌詞を読んでみました。

    この歌の中の 「♪目にうつるすべてのことはメッセージ♬」

    という歌詞は、

    私たちが出会う人々や出来事はすべて神様からの

    『 大切にしてね 』 のメッセージが

    込められているのだなと思いました。

    話は変りますが、

    私たちは年間多くの研修を受けています。

    一般の研修会では、参加者がグループに分かれて

    話し合いをすることを、

    分散会とかグループ討議などと言います。

    けれども同じことをカトリックの研修会では

    『 わかち合い 』といいます。

    ここには知識を学ぶだけではなく、

    相手の思いを知って心で受け止める、

    たとえ自分と同じ思いでなくても、

    あなたはそう思うのねと心を通すことが

    『わかち合う』ということなのだと思います。

    ここにも相手を思いやる

    大切にするという思いが

    込められていると思います。

    子ども達はそれぞれのクラスで、

    周りの人や物を大切にするって

    どんなことができるだろうと考えながら過ごしますので、

    ご家族の皆様は子どもたちが、

    何かを大切にしている姿を沢山見つけて

    「神様喜んでいるね」と一緒に喜んであげてくださいね。

    そして私たち大人も子ども達と一緒に

    神様のメッセージに心を向けてクリスマスを

    迎えられたらいいですね。

    園長 玉井 史恵

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